皆さん、こんにちは。そして、賃貸不動産経営管理士試験に挑む全ての受験生の皆さん、本当にお疲れ様です。
きっと今、緊張とプレッシャーの中にいることでしょう。
テキストは何周もした、問題集も解いた。
それでも「本当に大丈夫だろうか」という不安が拭えない。
そんな皆さんのために、10年前に合格を掴んだ私が、残り1ヶ月を最高のパフォーマンスで乗り切るための「直前必勝の勉強法と心構え」を、心を込めてお伝えします。
合格は、単なる知識の量だけでは決まりません。この直前期の「戦略」と「精神力」が、合否を大きく左右するのです。
PR スキマ時間で合格第1章:残り1ヶ月の「戦略」―知識を「使える力」に変える
直前期の勉強は、インプット中心からアウトプットと弱点補強に完全にシフトするべきです。新しい知識を闇雲に詰め込む時期はもう終わりました。
1. 過去問演習の「質」を上げる(最低3周目以降)
過去問は「答え合わせ」のためではなく、「出題者の意図」と「自分の弱点」を探るために使います。
- 単なる正誤確認で終わらせない:間違えた問題はもちろん、たまたま正解した問題も、必ず解説を読み込みましょう。「なぜ、この肢は誤りなのか?」「正しくするにはどう変えるべきか?」を自問自答してください。特に、正解肢以外の3つの肢についても、その正誤の根拠を説明できるようにすることが重要です。
- 「迷った時間」を記録する:過去問を解く際、「この問題は自信を持って○と判断できた」「これは2択で迷った」「これは全く分からなかった」の3段階で印をつけましょう。直前に見直すのは、迷った「△」と分からなかった「×」の問題だけで十分です。
2. 法改正・統計・重要論点の最終チェック(直前特効薬)
賃貸不動産経営管理士試験は、法改正や統計データ、特に賃貸住宅管理業法からの出題が重要度を増しています。
- 法改正事項:過去問には反映されていないことが多いので、予備校や出版社の直前対策資料、または国土交通省のHPなどで必ず確認し、ノートの最終ページなどにまとめておきましょう。
- 特定分野の重点対策:特に、賃貸借契約の解除、修繕・費用負担、原状回復のガイドライン、そして近年出題が増えている賃貸住宅管理業法(登録、業務管理者、分別管理など)は、配点が高くなる傾向にあります。ここを落とすと痛手です。「完璧」を目指すのではなく「絶対に落とさない」という意識で、重要度Aランクの箇所だけは徹底的に潰し込みましょう。
3. 「知識の統合」を行う(本番シミュレーション)
各分野で学んだ知識は、本番ではミックスされて出題されます。
- 例えば、「賃貸借契約」と「民法(債権法)」と「設備管理」の知識が絡む問題が出たときに、頭の中で即座に関連付けられるか。
- 模試の活用:もし未受験であれば、この時期に最低1回は本番と同じ時間で模試を解いてください。大切なのは点数ではなく、時間配分と疲労度を知ることです。

第2章:本番への「心の準備」―不安を力に変える心構え
試験は知識だけでなく、直前の心の状態で結果が大きく変わります。
1. 不安との向き合い方:「何も知らない感覚」こそ成長の証
直前になると、「あれも知らない」「これも覚えていない」という感覚に襲われるものです。断言します。それは成長の証です。
知識が浅いときは、知らないことすら知りません。知識が深まるにつれて、その知識の広大さと自分の理解の穴が見えてくるのです。この不安は、「あと少し頑張れば埋められる穴」を示してくれています。不安を感じたら、「よし、まだ伸びしろがあるぞ」と、自分を鼓舞する材料に変えてください。
2. スランプを恐れない:「一進二退」が勉強のリアル
この時期、急に正答率が落ちる「スランプ」に陥ることがあります。これは脳がフル回転している証拠です。知識を定着させる過程で、一時的に混乱期に入るだけ。そこで立ち止まらず、「次は大丈夫」と割り切り、睡眠をしっかり取って脳を休ませましょう。
合格者は、誰もがスランプを経験しています。重要なのは、スランプ時に「ダメだ」と自分を責めないことです。
3. 最高のコンディションを作る「最後の1週間」
試験の1週間前になったら、無理な追い込みは厳禁です。
- 新しい問題集に手を出すのをやめる:直前に新しい問題に触れて間違えると、自信を失うだけです。これまで解いてきた「△」や「×」の問題、自分で作ったまとめノート、法改正の資料など、「見慣れたもの」の最終確認に時間を使いましょう。
- 睡眠時間と食事を最優先:脳のパフォーマンスは、睡眠と栄養で決まります。特に試験前日は、早めに勉強を切り上げ、良質な睡眠を確保してください。一夜漬けで得た知識よりも、研ぎ澄まされた集中力の方が、本番では遥かに役に立ちます。
第3章:試験当日、あなたを支える「たった一つの信念」
試験会場に着いたら、周りの受験生を見ないでください。彼らがどれだけ分厚いテキストを読んでいるか、どれだけ自信満々に見えるかは、あなたの合否に一切関係ありません。
試験直前、私の心にあったのは、「これまでやってきた努力は、嘘をつかない」という、たった一つの信念でした。
あなたが費やした時間、諦めずに解き続けた問題集、何度も何度も読み返したテキスト。
その全てが、あなたの脳の中に確実な「知識の貯金」として積み上がっています。
問題文を読んだ瞬間、答えがスッと浮かばなくても、深呼吸をしてください。
そして、「私はこの問題の答えを知っている。ただ、今は引き出しの奥にあるだけだ」と自分に言い聞かせましょう。落ち着いて、冷静に、一つ一つの肢を潰していけば、必ず道は開けます。

最後に
賃貸不動産経営管理士は、不動産賃貸経営を支える、非常に重要でやりがいのある資格です。この直前期の苦しさが、合格後の皆さんの自信、そして未来のオーナー様や入居者様への説得力に繋がります。
あと少しの辛抱です。あなたの頑張りは、もう十分です。
自信を持って、最後の仕上げに取り掛かってください。
そして、来年の春、皆さんが合格通知を手にし、新たな一歩を踏み出せることを心より願っています!
諦めなければ、努力は必ず報われます!
ここまで読んでいただきありがとうございました。
以上、コロコロでした!
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