マイホーム購入を検討するとき、誰もが最初に直面するのが「住宅ローンの選び方」です。
低金利時代が続く今、住宅ローンは“借りやすい”一方で、“選び方次第で数百万円の差”が出るのも現実です。
特に共働き家庭が増えている現在、「ペアローン」を検討する夫婦も多いのではないでしょうか。
この記事では、不動産業界25年の経験をもとに、 ペアローンの仕組み・メリット・注意点をわかりやすく解説し、 最後に住宅ローン選びで失敗しないための具体的な行動ステップもご紹介します。
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ペアローンとは？共働き夫婦に人気の理由
「ペアローン」とは、夫婦それぞれが別々に住宅ローンを組み、共同で1つの物件を購入する仕組みのことです。
簡単に言えば、「1つの家に対して2人がそれぞれローン契約者になる」スタイル。
一般的に、住宅ローンは1人の収入で審査されますが、ペアローンでは2人の収入を合算できるため、 より高額な物件や理想の立地に手が届きやすくなるのが最大の魅力です。
ペアローンの主な特徴
- 夫婦それぞれがローン契約者（債務者）になる
- 住宅ローン控除（住宅ローン減税）を2人分受けられる
- 団体信用生命保険（団信）も各自加入
- 返済義務はお互い独立している
つまり、夫婦で一緒に家を買う場合、「名義もローンも平等に分ける」仕組みと考えるとわかりやすいでしょう。
ペアローンのメリット
① 収入を合算できるため、希望の物件に手が届く
単独ローンでは年収500万円の方が借りられる金額に限界がありますが、 夫500万円＋妻400万円＝合計900万円のペアローンなら、借入可能額が大幅にアップ。
結果として、立地や間取りの選択肢が広がります。
② 住宅ローン控除を2人分受けられる
単独ローンの場合、住宅ローン控除の上限は1人につき4,000万円（新築の場合）まで。
ペアローンならそれが2人分＝最大8,000万円になります。
長期的に見ると、この控除額の差が家計に与えるインパクトは非常に大きいです。
③ 団信で万が一のときも安心
団体信用生命保険は、万が一契約者が亡くなった場合にローン残債がゼロになる仕組み。
ペアローンでは夫婦それぞれが加入するため、どちらかが亡くなった場合、その人のローン分は保険で完済されます。 残された家族の生活を守るうえでも、大きな安心材料になります。
ペアローンの注意点・デメリット
① 手数料や諸費用が2人分になる
2本のローンを契約するため、事務手数料や保証料、登記費用などが単独ローンよりも多くかかります。
トータルで数十万円の差が出ることもあるため、事前に資金計画をしっかり立てることが重要です。
② 片方が働けなくなるリスク
夫婦どちらかが産休・育休・病気・転職などで収入が減ると、返済計画が一気に苦しくなるケースも。
特に共働き前提のペアローンは、どちらか一方の収入でもしばらく返済を続けられる余裕を確保しておきましょう。
③ 離婚時の処理が複雑
不動産業界で最も相談が多いのが「離婚後のペアローン処理」です。 どちらも債務者であるため、家を売却しても残債が残るケースが多く、トラブルになりがち。
契約前に「将来的なリスク」を夫婦で話し合っておくことが不可欠です。
PR モゲチェックペアローンが向いている人・向いていない人
ペアローンが向いている人
- 共働きで安定した収入がある
- 住宅ローン控除を最大限活用したい
- 夫婦で公平に資産を持ちたい
- 理想の物件をあきらめたくない
ペアローンが向いていない人
- どちらかが今後働き方を変える予定がある
- 収入に不安定な要素がある
- 離婚や転勤などライフプランの変化が見込まれる
- 手続きのシンプルさを重視したい
不動産業界25年の私が伝えたい「住宅ローン選び方」の本質
25年間、数えきれないほどの住宅購入をサポートしてきましたが、 「ローン選びで後悔している方」の多くは、“金利”だけで判断しています。
しかし、住宅ローンの選び方で本当に大切なのは、 「自分たちのライフプランに合っているか」です。
金利だけでなく、
- 将来の収入変化
- 教育費や老後資金
- 万が一のリスク対応
これらを総合的に考えることが、住宅ローン成功のカギなのです。
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ＰＲ モゲチェックまとめ：ペアローンは「理解して選べば」最強の選択肢
ペアローンは、共働き夫婦にとって非常に有効な選択肢です。
収入を合算し、税制メリットも受けられる一方で、リスク管理と将来設計が欠かせません。
住宅ローンは「借りる」ことがゴールではなく、「完済するまでの安心」を設計することがゴール。
モゲチェックのような比較・相談サービスを上手に使いながら、 あなたの人生設計にぴったりの住宅ローンを選びましょう。
次の一歩
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ここまで読んでいただきありがとうございました。
以上、コロコロでした！
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