これから自宅を売却しようと思っている方は、売却後の「保証」について気になると思います。
✅ 引き渡した後で何かクレーム言われたらどうしよう?
✅ どこまでこちらの責任になるのかなぁ?
こういう不安ありますよね。
引き渡してすぐに、雨漏りしだしたら?建物が不等沈下などで傾いたら?など不安なことをあげればきりがありません。
そんな時に保証しなければならないとなると大きな出費になります。
そんな余裕ない人がほとんどですよね。
じゃあ自宅の売却の条件に「保証しない」と一筆入れておけばいいんじゃないか?という考えが頭をよぎったりすると思います。
そういう契約はありますが、一切保証しない条件だと売値が安くなってしまいます。
買う方からしたら、保証があるのとないのとでは全然違いますもんね。
という事で、「売値としては建物の価格も適正な評価の金額で売りたい、でも、保証については心配だ」という人向けにお話していきます。
「高く売りたい、でも、保証はしたくない」
という、いっけん虫のいい話をかなえる方法です。
その方法とは
「既存住宅瑕疵保険」に入ることです!
初めて聞く人も多いと思います。
次の段落で「既存住宅瑕疵保険」についてお話していきます。
この記事を書いた人
既存住宅瑕疵保険とは?
通常、不動産を個人間で売買する場合、売った人は買った人に対して人に対して一定の責任を負わなければなりません。
「契約不適合責任」と言います。
物件を買った人は契約の時に聞いていなかった欠陥について、売った人に損害賠償請求や追完請求、代金減額請求などをすることができます。
引き渡し後のトラブルになりうる瑕疵には次の4種類があります
✔ 物理的瑕疵 ・・ 地盤沈下、雨漏りなど
✔ 法律的瑕疵 ・・ 建築基準法違反があるなど
✔ 心理的瑕疵 ・・ 物件内での自殺、殺人など
✔ 環境的瑕疵 ・・ ゴミ処理場、反社会的勢力が近くにあるなど
こういった内容に触れることがあるにもかかわらず、契約書に書かずに売ると後から損害賠償請求されたりします。
このリスクを軽くすることができるのが「既存住宅瑕疵保険」です!
個人間売買用の「既存住宅瑕疵保険」とは、売主に依頼された検査事業者が加入する保険です。
検査事業者は物件を検査して、基準をクリアしているかを確かめます。
クリアしている場合、買主に対して保証します。
その後、瑕疵が見つかった時は検査事業者が補修することになります。
ざっくりいうとこんな感じです。
図で表してみます
この保険に入っておくと、だいぶトラブルが減ることになります。
自宅を売却した後の保証について不安な人は入っておくことをお勧めします。
「既存住宅瑕疵保険」にはメリットはもちろんあるのですが、デメリットもあります。
次の段落で、説明していきます。
既存住宅瑕疵保険のメリット・デメリット
「既存住宅瑕疵保険」に入るメリットとデメリットについて話していきます。
両方を把握したうえで入るようにして下さい。
「既存住宅瑕疵保険」に入るメリット
「既存住宅瑕疵保険」に入るメリットはなんといっても引き渡し後の保証を自分でしなくてもいいことです。
そのために入るのですから当たり前ですよね。
これが第一です。
それ以外にも、「自宅の売却が有利になる」という点があります。
既存住宅瑕疵保険付きの中古住宅と、ついていない中古住宅ならどっちを買いたいかはっきりしています。
もちろんついている方です。
住宅の購入とは大きな買い物なので、購入する側の方が、購入後の保証について心配になります。
そこで既存住宅瑕疵保険につきの方が安心できる物件になるので、販売時に有利になるのです。
「保証を自分でしなくていい」、「字多雨の売却が有利になる」というメリットはすごく大きいものです。
でも、実際は保険に入って自宅売却する人は多くはありません。
なので、逆にチャンスです。
既存住宅瑕疵保険付きといううたい文句で販売できるのですから、他のライバル物件と差を付けることができます。
自宅の売却を頼む不動産会社は、既存住宅瑕疵保険付きのメリットをよくわかって活動してくれる会社に頼むようにしましょう!
既存住宅瑕疵保険の事を知らないような会社や担当者には頼まない方がいいですよ。
既存住宅瑕疵保険に入るデメリット
ここまで既存住宅瑕疵保険に入るといいですよ、という話をしてきましたがデメリットについても話しておきます。
3つ挙げていきます
・お金がかかる
・どんな物件でも入れるわけではない
・どんな不具合でも保証されるわけではない
この3つです
一つづつ解説します。
『お金がかかる』
当たり前ですが、既存住宅瑕疵保険に入ろうと思えばお金がかかります。
中古一戸建て住宅でだいたい7万円から15万円くらいかかります。 (保険料と現場検査料込)
保険を掛ける年数や特約を付けたりで金額は変わってきます。
これは仕方のない出費ととらえるしかありません。
『どんな物件でも入れるわけではない』
自分の家がどんな家でも保険に入れるかと言えばそうではありません。
新耐震基準に適合していること
検査に合格すること
この2点をクリアした物件でなければなりません。
これは頭に入れておかねばならない事です。
そして検査は受けると費用が発生します。
検査の結果、保険には入れません、となっても検査費用は必要になります。
注意してください。
『どんな不具合でも保証されるわけではない』
既存住宅瑕疵保険に入ると保証がしなくていいと言ってきましたが、どんな不具合に対しても保証されるわけではありません。
保証される内容は基本部分として
・雨漏り
・主要構造部
特約部分として
・給排水経路
・シロアリ損害
・引き渡し後のリフォーム工事
などがあります。
それ以外は対象外になります。
クロスがはがれた、建具が当たる、等は保険対象外なので注意してくださいね。
図をのせておきます
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ここまで既存住宅瑕疵保険についてお話して来ました。
既存住宅瑕疵保険に入るメリット・デメリットについてわかっていただけたと思います。
個人的には、自宅を売却するときは既存住宅瑕疵保険に入ることをお勧めしてます。
やはり、販売がしやすくなること、売った後の保証をしなくていい事、という2つの大きなメリットがあるからです。
金額も保証の内容と考えると割が十分にあうと思います。
これから自分の不動産の売却をお考えの方は是非検討してみてください。
自分の不動産の売却を不動産会社に頼むときは、既存住宅瑕疵保険についてしっかり理解していて、メリット・デメリットについてよく理解している会社を選ぶのがマストです。
私の25年の不動産業界での経験上、おススメなのは
「三井のリハウス」さんです。
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既存住宅瑕疵保険についてもしっかり教えてもらえます。
査定依頼をする候補には必ず入れるようにして下さい
三井のリハウスさんは売主、買主に対してのサポートがすごく充実してます。
なので、おススメしてます。
自宅の売却は安心して任せられる会社にしたいですよね。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
この記事があなたの自宅の売却のお役に立てたなら幸いです
以上、コロコロでした!
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